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モルック投擲動作の運動学的特徴が論文化されました

モルック選手の投擲動作の運動学的特徴が聖泉大学の多胡陽介先生たちにより論文化されました。

「優れた競技レベルのモルック選手における投てき動作の運動学的特徴ー矢状面からの事例的検証ー」
多胡陽介(聖泉大学人間学部健康運動心理領域)、木村大樹(聖泉大学人間学部臨床・発達心理領域)、押岡大覚(九州女子大学人間科学部心理文化学科)
聖泉論業. 2023;30:79–94.

モルック日本大会で優勝経験のある優れた2名の競技レベルのモルック選手の投てき動作を、ビデオ動作解析システムを用いて二次元座標値を算出しました。初速度、投射角度、投射高、大転子高、スタンス幅、体幹前傾角度、肩関節/肘関節/手関節/股関節/膝関節の角度と角速度を算出し、動作時点をテイクフォワード、テイクバック、モルックリリースにわけ、選手間および条件間で比較しました。結果、2名の選手では投てきは異なる部分が多かったです。2名の共通点は右投げ、右脚を前、左脚を後ろに開いたスタンスでした。

今後も科学的に、モルックが解析されることで、モルックの上達や健康への寄与などが明らかになることが期待されます。