一般社団法人日本モルック協会

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皆さま、謹んで初春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで当協会は一般社団法人化から3年目を迎えました。

笑顔でモルックを普及する活動を一貫してやってきました。コロナ禍はいまだ収束の兆しが見えませんが、社会はコロナと共生する方向に動いております。それは、各種モルック大会をはじめとしたイベントが昨年秋より多く行われていることからも感じることができます。モルックを通して笑顔が作れる社会に貢献すべく、今年も邁進してまいります。

昨年は目標を3つ挙げておりました。

1）各地域のモルック団体との連携強化

2）障がい者分野への普及

3）世界大会を日本に誘致・開催。

ご存知の方も多い方と存じますが、3）の世界大会の日本誘致を実現することができました。これもモルックプレーヤーと多くの協賛会社様からのサポートのおかげです。2024年8月に北海道函館で開催いたします。その準備はすでに始まっており、函館でモルックを通して世界中の方と笑顔で語れる場を作ります。

1）の各地域のモルック団体との連携強化は、200以上の団体とつながることを目標としました。結果、およそ半分の100団体との連携は実現できましたが、当協会の連携メリットをもっと強く打ち出す必要があると考えます。

2）の障がい者分野への普及ですが、着実に一歩ずつ前進していることを実感しています。障がい者施設への講師派遣は前年の数倍になりました。また大阪の日本大会から、聴覚障害の方へ手話通訳者を手配することにしました。今年は、車イスの方がストレスなく大会やイベントに出ることができるような工夫をしていく予定です。

本年の目標は、

1）都道府県協会の設立支援および連携強化

2）障がい者分野へのさらなる普及

3）モルックを通してフィンランド文化を知る

を掲げます。

2011年の任意団体設立当初より、モルックはフィンランド文化の1つと考え、モルックの普及と同時にフィンランド文化の普及にも取り組んでまいりました。公式大会では、Finland Weekendを開催し、フィンランドに直接触れる機会を増やします。また今年の世界大会はフィンランドです。ぜひ本場フィンランドで多くの人とものに触れて、モルックが出来上がった風土を感じていただければ幸いです。

私たちの最大の目標である、モルックが「オリンピックとパラリンピックの壁を取り払う」「真のユニバーサルスポーツ」という夢は、皆さまの協力があればこそ実現できるものと信じております。まずは地道に目の前の課題にひとつひとつ取り組んで解決していく所存です。

本年も昨年と変わらずお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。皆さまのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

令和4年　元旦

一般社団法人　日本モルック協会

代表理事　八ツ賀　秀一