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第1回シングルス大会 in 函館 レポート
2020年8月2日(日)、北海道北斗市運動公園の自由広場にて、第1回シングルス大会が開催されました。 日本モルック協会主催の大会としては初の個人戦となり、42名が北の大地で熱い戦いを繰り広げました。
新型コロナウイルスの影響により直前まで開催の判断が難しい大会となりましたが、参加者の健康状態のチェックや感染対策をできる限り行うことにより、開催へと至りました。
1回戦は事前の抽選により参加者が4人ずつのグループに分かれ（一部のグループは3人）、投げ順を変えながら4ゲームを行い、勝利数及び合計得点により、各グループ上位2名が2回戦に進出しました。
2回戦は1対1での戦いとなり、2ゲームを行い、勝利数及び合計得点の上位者が3回戦に進出しました。
3回戦は2回戦を勝ち上がった11名が3人ずつのグループに分かれ（一つのグループは2人）、3ゲームを行い、勝利数及び合計得点の上位1名が準決勝に進出しました。
準決勝に残ったのは以下の4名です。
・ササキ（タ）さん
3回戦は3勝、合計得点150点
・タナカさん
3回戦は2勝、合計得点144点
・カワノさん
3回戦は2勝、合計得点139点
・ナカさん
3回戦は2勝、合計得点143点
準決勝は2回戦同様に1対1での戦いとなり、2ゲームを行い、勝利数及び合計得点の上位者が決勝に進出しました。
【準決勝①】
ササキ（タ）さんとタナカさんの対決は、ササキ（タ）さんが50－37、50－33と連勝し、決勝に進出。
【準決勝②】
カワノさんとナカさんの対決は、1ゲーム目をナカさんが50－47と勝利するも、2ゲーム目をカワノさんが50－20で勝利し、合計得点によりカワノさんが決勝に進出。
準決勝の結果、決勝のカードはササキ（タ）さんとカワノさんの対戦になりました。決勝は先に2勝したほうが優勝となります。
【決勝】
1ゲーム目、ササキ（タ）さんの先攻で始まり、後攻のカワノさんが高得点を狙って果敢に攻めるも3ミスになってしまい、ササキ（タ）さんの勝利。
2ゲーム目、先攻のカワノさんがブレイクにミスし後手に回るも終盤に追い付き、最後は40－40から10点を取り、勝利。この時点で1勝1敗になったので、決勝戦は3ゲーム目へ。
3ゲーム目は合計得点でリードしているササキ（タ）さんの先攻でゲームがスタート。
6ターン目を終わって38－41の接戦。
7ターン目は先攻のササキ（タ）さんが上がりの12をミスし、後攻のカワノさんに回ってきて、難易度の高い縦投げで上がりの9を狙うも惜しくも3本倒れてしまい、7ターン目を終わって38－44。
8ターン目でササキ（タ）さんが上がりの12を倒し、50－44で勝利。
結果としてササキ（タ）さん（2勝）－カワノさん（1勝）でササキ（タ）さんの優勝となりました。
準優勝はカワノさん、3位は3位決定戦を制したナカさんとなりました。
おめでとうございます!
優勝 ：ササキ（タ）さん
準優勝：カワノさん
3位 ：ナカさん
1回戦で行われた4人（4チーム）による4ゲームでの試合というのは、国内の大会ではこれまで行われていませんでしたが、2019年の世界大会のトーナメントの初戦はこの方式で行われました。
（この時は勝利数は関係なく、合計得点の上位2チームが勝ち上がりの方式でした。）
また決勝戦で採用された「先に○勝した方が勝ち」という方式では、僅差で敗れても大差で敗れても同じ負け（1敗）になります。
「○ゲームの合計得点が多い方が勝ち」という方式では、後攻のゲームは無理せず僅差で敗れるのはOK、という戦略もよく取られますが、「先に○勝した方が勝ち」という方式では、不利な後攻がいかにして勝利をするか、というのが大きなポイントになります。
大会ごと、また同じ大会であってもラウンドごとに方式（勝利の条件）が異なってきますので、今後大会への参加を考えている方は、勝ち上がるための戦略の立て方も、モルックの技術とともに重要になってくることを意識することが、大会で好成績を残すポイントになると思われます。
今回の第1回シングルス大会、将来的にモルックの世界大会（例年8月に開催）を日本で開催するための予行演習的な位置付けとして、8月の北海道で屋外にて開催いたしました。
関東や関西からは決して近くはありませんが、8月に屋外で大会を開催するとしたら気候を考慮すると国内では北海道がベストなのでは、という決断での開催となりました。ご理解いただけますと幸いです。
次回の大会は、2020年11月22日（日）に第7回日本大会を予定していますが、新型コロナウイルスの影響により大会を開催するかどうかを現在検討しております。決まりましたら追ってご案内いたしますので、もうしばらくお待ちください。
【第7回モルック日本大会 予告 7th Japan Tournament Notice】 https://molkky.jp/tournament/6198/
現在の状況が落ち着き、また多くのモルッカ―の方とお会いできるのを楽しみにしています。